サムスン第4四半期営業利益は過去最高の見込み、73%増。 | 日本橋ではたらく社長のブログ
韓国のサムスン電子は6日、2011年第4・四半期の営業利益が前年比73%増加し、過去最高に達するとの見通しを示した。
スマートフォンの爆発的な売れ行きが寄与するとしている。
同社は第3・四半期に米アップルを抜いて世界最大のスマートフォンメーカーに躍進。 宏達国際電子(HTC)、ノキア、リサーチ・イン・モーションなど他のメーカーが苦戦する中、優れたデザインや性能で、スマートフォン部門は同社の稼ぎ頭となっている。
第4・四半期のスマートフォン出荷台数は3500万台に達し、第3・四半期に比べ約4分の1増加して過去最高に達する見込み。
最も強気の見方を示しているBNPパリバなどによると、2012年のスマートフォン販売台数は1億7000万台に達する可能性がある。2011年は9500万台と推定されている。
同社の 「ギャラクシーノート」 最新モデルは、年末商戦で欧州やアジア市場で好調な売れ行きを見せ、今後予定されている米国での販売に対する期待も高まっている。
サムスンは市場環境が悪化しているメモリーチップ部門でも健闘し、モバイルプロセッシングチップや有機エレクトロルミネッセンス(OLED)ディスプレーなど、新たな収入源を確保している。
同社が示した第4・四半期の営業利益見通しは5兆2000億ウォン(45億1000万ドル)。 アナリストによるコンセンサス予想の4兆7000億ウォンを上回った。 前期比での増益率は22%となる。
サムスン電子のこれまでの最高益は2010年第2・四半期に記録した5兆ウォンで、予想通りになれば最高益更新となる。
第4・四半期の利益には、ハードディスクドライブ事業をシーゲート・テクノロジーに売却したことに伴う5000億ウォンの特別利益や、特許件使用料支払いに関する引当金減少など一時的要因が含まれているが、信栄証券のアナリスト、Lee Seung-woo氏は 「一時的要因を除外しても、芳しくない業界見通しを考えれば非常に好調な内容だ」 とみている。
同氏は 「今年は薄型スクリーンやメモリーチップ部門の利益が改善し、携帯端末部門で予想される成長鈍化の影響を相殺するとみられるため、過去最高レベルの業績が続きそうだ」 と述べた。
第4・四半期の売上高については、47兆ウォンになると予想。 アナリスト予想の46兆2000億ウォンをやや上回った。 (reuters.com)
0 コメント:
コメントを投稿