3Dでフルハイビジョン録画できる電子双眼鏡 ソニー「DEV-3」 :日本経済新聞
ソニーは自然観察などをしながらフルハイビジョンで動画が撮影できるデジタル録画双眼鏡を2011年11月11日に発売した。撮影は通常の平面のほか立体(3D)でも可能。一般的な双眼鏡とは異なり、オートフォーカス機能を持たせたほか、光学式の手ブレ補正機能も搭載。双眼鏡倍率はズームレバーの操作で最大10倍までズームができる。
ソニーは自然観察などをしながらフルハイビジョンで動画が撮影できるデジタル録画双眼鏡を2011年11月11日に発売した。撮影は通常の平面のほか立体(3D)でも可能。一般的な双眼鏡とは異なり、オートフォーカス機能を持たせたほか、光学式の手ブレ補正機能も搭載。双眼鏡倍率はズームレバーの操作で最大10倍までズームができる。
【日経産業地域研究所研究員の視点】
絶対評価に基づき採点した(フルハイビジョン撮影できる録画双眼鏡の類似製品がないため)
双眼鏡は高価だが、自然観察やレジャー、警備、監視用など一定の需要がある。20倍ズームまで拡大できる業務用タイプ「DEV-5K」も希望小売価格21万円で同時に発売したが、対象機は最大10倍ズームで価格も13万円前後に抑え、一般人に楽しんでもらえるようにした。
両機とも外観はほぼ同じ。業務用は全地球測位システム(GPS)機能も搭載して監視員が保安用途に使うケースなどを主に想定している。どちらもフルハイビジョンで映像が録画できる、これまでになかった商品だ。資金に余裕のある人は、自然観察用でも業務用の5Kを選ぶかもしれない。
いずれにせよ、ハンディカムで培ったビデオカメラ技術がこれまでになかった分野と結びつき、用途や利便性が拡大するのは明らか。需要はかなり限定的だが、こういう製品が欲しかったという人は確実にいそうだ。
「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3~5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。
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